「ずっとやりたかったことを、やりなさい」実践|自分軸手帳のマンスリーページ

『ずっとやりたかったことをやりなさい』を購入したのは2月でした。
Kindle版でさらっと読んだことはありましたが、たまたま見た岡田斗司夫さんのYouTube動画をきっかけに、改めて「モーニングページ」をちゃんと実践してみたくなったのです。
1月にやってみたのですが、その時は続きませんでした。まず、冬だったことでなかなか思ったように起きらず、その上「朝書かないといけない」というルールが、私には重すぎました。

冬の朝は眠い!

そこから9月になり、再挑戦しました。
再挑戦のきっかけは、頭の中が「考えなくていいこと」でいっぱいになってしまっている、という自覚があったから。とにかく外に出す方法としてやってみよう、と思って始めました。
今度は、ルールを少しゆるくして始めてみました。
朝じゃなくてもいい、3ページじゃなくて、1ページでもいい。なのでモーニングページというよりは、「いつでも垂れ流しページ」という感じです。
書籍の中で紹介されている二つのツール
- モーニングページ
- アーティストデート
この2つを自分なりに続けてみました。すると、変化が起きました。
スマホをダラダラ見る時間が激減し、気分が落ち着いてきました。気がつくと朝5時半におきて、モーニングページを書くようになっていました。そして10月になって、「もっとモーニングページをしたい、アーティストデートをしたい」と思いました。そこで、自分軸手帳のマンスリーページに週ごとのテーマを書き出すことにしました。
この記事では、その実践と変化についてお伝えします。
9月の実践─2つのツール(モーニング・ページとアーティスト・デート)
9月の実践内容
ルーズリーフを使って初めてみることにしました。以前から使い切れずに残っていたルーズリーフがあったのです。2月にはノートに書いても続かなかったことも心残りになっていました。このルーズリーフ作戦は功を奏し、紙質すごく書きやすくて、自分の思いをするすると書き出すことができたのです。
アーティスト・デートは、週に1回どこかに出かけること。気になっていた「シェアラウンジ」に行ってみました。すると、アメニティが揃っていて仕事に集中できる環境も整っており、すごく良かったのです。そこからシェアラウンジに行って仕事をする。新しい過ごし方のパターンができました。
もちろん2つのツールに取り組みながら、本も読み進めていました。でも、本の中にある細かいワークに対してはきちんと取り組めてはいませんでした。本の内容にあったワークの中から、なんとなく覚えていることはモーニングページに書き出す。そんな感じでした。
手帳には、実践について特に書いていませんでした。9月は自分軸手帳部で「せかやり」(世界一やさしいやりたいことの見つけ方)の書籍実践をしていて、マンスリーページはそれで埋められていたからです。
本には直接マーカーを引いたり、付箋を貼ったりして使い倒していきました。紙の本を買ったからこそ、書き込めました。心に響く言葉、自分に必要な言葉。でも、ハイライトと付箋が増えすぎて、どこが特に印象的だったのかが少しわかりにくくなってしまいました。
このように実践を進める中で確かに変化は起こっていました。
スマホをダラダラ見る時間が激減したのです。頭の中でのマイナス思考が止まらなくて、それを紛らわすためにスマホを見ていた、という現実が変化しました。書き出すことで、スッキリしたのかもしれません。
そこから「もっとこの書籍の実践を深めたい」と思いました。そして10月、手帳にもなんらかの記録を残していこうと動き始めました。
10月の実践─書籍のワークと手帳との連携
10月の実践内容
それぞれの週のテーマを可視化し、実践している書籍の内容から印象的だった言葉をピックアップして書きました。
書籍の中には本当にたくさん自分を勇気づけて、優しく包み込んで、応援してくれる言葉がたくさんあります。直接本に線を引くのも良いですが、改めてとっておきの言葉を自分の手で書き出してみるとさらにそれが自分に問いかけてくるような、そんな気持ちになれます。

ワークの実践について、問いの部分はKindleからコピーをしてサーマルプリンターで貼り付けました。
問いを書き写す負担がすごく軽くなって、ワークへの取り組みもとてもしやすくなりました。

週のテーマを可視化することで「今週はこれに取り組んでいる」というのが、より分かりやすくなりました。
そして、本の中で気になった言葉や、今の自分に必要だと思った言葉をピックアップして書き留めています。付箋だらけになってしまった本から、特に印象的な言葉だけを選ぶ。手帳に書くことで、いつでも見返せる状態になりました。
モーニングページは、引き続きルーズリーフです。書籍の中で出てくるワークは、サーマルプリンターで質問を印刷して、それに答えていく方法をとっています。ルーズリーフ上ではたくさん記入できるので、より深く書籍の内容の実践を進めることができています。
手帳と連携して起きた変化
マンスリーページに書き出してみて、変化がありました。
後から見返すと、「その言葉が印象的だったんだな」と改めて気づきます。そこから「なぜそう考えたんだろう」「その時どんな状況だったんだろう」「私は何を考えていたのだろう」。そんな問いが浮かんでくるのです。
手帳に書くことで、自分との対話が深まりました。
週のテーマも意識できるようになりました。第5週は「できないという思い込みを取り除く」。第6週は「豊かさの感覚を取り戻す」。マンスリーページを開けば、今自分がどこにいるのかが分かります。
毎日大量に書くモーニングページはどうしても流れていってしまいます。ルーズリーフに書いた言葉は、その瞬間の思いですが、その中からより気になることを手帳に書き留めていくことで、何度も見返せます。月の流れの中に位置づけて保管することができます。
この方法はまだ始まったばかりですが、この方法にすごく手応えを感じています。
何かを始める時のコツ
書籍を実践するとき、専用のノートを決めるのもいいと思います。でも、手帳を使っている人なら、重要なポイントを手帳に一元化できると、すごく良いのではないでしょうか。
なぜなら手帳だけを見ても、その月に書籍を実践していたことが分かるからです。マンスリーページは、目次のような働きをしてくれます。そこを見て、「そういえばモーニングページをやっていたな」とモーニングページを書いているルーズリーフや実践を改めて振り返ってみる。そういったことが、後からできるように用意しておけるのです。
今回の取り組みから気づいたこととしては2つあります
- あまり気合を入れすぎないで始める。
- うまくいかなかったとき、それを悔やまないこと。
私は、ゼロから何か始めることが好きで「こうしたら続きやすいんじゃないか」と仕組みを考えるのも好きです。でも、たまに気合を入れすぎて用意しすぎてしまいます。こういう仕組みにした方が、後から何かしやすいのではないか、という風に準備しすぎると、準備に時間がかかってしまうだけではなく、試すまでにタイムロスをしてしまうのです。
うまくいかなかったときに考えることを決めておくと良いと思います。うまくいかなかったら「じゃあ、他に何ができるかな」と考えることにしておくのです。今って、ありがたいことに、選択肢そのものはたくさんあるんですよね。その中に気になること、アンテナに引っ掛かるようなものがあれば、それを手帳に書いておくのもおすすめです。自分に合った方法は必ずどこかにあると思うんです。
1回少し手をつけてみる。つづかなくて手放す。そして1回辞めてしまったものを、またやり直してみる。というのも良いと思います。
私も、2月に挫折し、でも9月に再開して、10月に新しい方法を見つけました。
最初から完璧にやる必要はありません。自分なりの方法を、試行錯誤しながら見つけていく。そのプロセス自体が、きっと自分を知ることにつながって いるのだと思います。